七夕の初日。二階最前列ど真ん中に陣取り、勘九郎さんの爽快な早替わり、七之助さんの匂い立つような美しさ、獅童さんの憎めない憎たらしさを見渡して、その全貌を知る。

『平成中村座ニューヨーク公演』は今回で3回目。勘三郎さんの「3回やったら定着する。絶対にニューヨークで3回!」という熱い思いが、次世代に継がれた記念すべき巡業なのでした。ニューヨーク公演初参加の獅童さんは私の幼友達でもあり、勘三郎家のサポートに徹しながらタイムスのレビューで高評価だったり、主催者リンカーンセンターのレポートでは「ハンサム・サムライ」と呼ばれていたりと好印象。生サムライにすぐ感動しちゃう、ニューヨークの素直さがとても嬉しかったのです。

これでしっかり定着して、これからは毎年恒例になりますように。

Opening night of “Kaidan Chibusa no Enoki (The Ghost Tale of the Wet Nurse Tree)” by Heisei Nakamuraza Kabuki Company. Thrilled to see the Japan’s treasure and an old friend of mine, Shidoh II in a vicious Samurai - here in NYC. Shichinosuke II’s beauty is always fascinating, and Kankuro VI in three characters promises many surprises and Wows.

七夕の初日。二階最前列ど真ん中に陣取り、勘九郎さんの爽快な早替わり、七之助さんの匂い立つような美しさ、獅童さんの憎めない憎たらしさを見渡して、その全貌を知る。

『平成中村座ニューヨーク公演』は今回で3回目。勘三郎さんの「3回やったら定着する。絶対にニューヨークで3回!」という熱い思いが、次世代に継がれた記念すべき巡業なのでした。ニューヨーク公演初参加の獅童さんは私の幼友達でもあり、勘三郎家のサポートに徹しながらタイムスのレビューで高評価だったり、主催者リンカーンセンターのレポートでは「ハンサム・サムライ」と呼ばれていたりと好印象。生サムライにすぐ感動しちゃう、ニューヨークの素直さがとても嬉しかったのです。

これでしっかり定着して、これからは毎年恒例になりますように。

Opening night of “Kaidan Chibusa no Enoki (The Ghost Tale of the Wet Nurse Tree)” by Heisei Nakamuraza Kabuki Company. Thrilled to see the Japan’s treasure and an old friend of mine, Shidoh II in a vicious Samurai - here in NYC. Shichinosuke II’s beauty is always fascinating, and Kankuro VI in three characters promises many surprises and Wows.

一日限りのハモニカ俱楽部。

ニューヨークの街中が音楽だらけになる、Make Music New York。今年の夏は一年で一番昼が長い、夏至の土曜日に開催されました。2011年から始まり年々規模が拡大していて、今年はコンサートやパフォーマンスが1300以上!音楽好きにはたまらない、お得なイベントなのです。スプレーと革の匂いのPunk Island、ソーホーの建築を叩きまくる、Gamelan Walk、タイムズスクエアに夜中に集まりイマジン大合唱等など、過去に参加したものはどれもこれも楽しくて、さて、今年はどの音楽に参加しよう?と悩んでおりました。

そして今年はあっさり、ハモニカ俱楽部を覘いてみました。ニコニコ笑顔のハモニカ奏者、Jia-Yi He 先生と弟子達による簡単なワークショップとミニコンサートです。年期の入ったマイハモニカ持参のお弟子さん達は80歳を越えたおじいちゃんやおばあちゃんばっかり。遊びに来ていたニューヨークキッズや、ツーリストのラテイーノカップルも輪になって、ホーナーが配った真新しい青いハモニカを吹いたり、吸ったり和気あいあいとしていました。

午後のセントラルパークに鳴り響くハモニカの音は、ゆるくて平和な和音でした。

I thought we are lost. In the park, very smiley Chinese guy asked us where is Ladies Pavilion in Central Park. I said, we are looking for that place as well. We are here to participate Make Music New York's Harmonica gathering… He said, with a big smile, I am here for that, too. I am a teacher!

Mr. Jia-Yi He hosted a small harmonica lesson, and we all learned to play simple melodies of “Twinkle Twinkle Little Star” and “When The Saints Go Marching In”.

In the Central Park, happy harmonica tunes and harmonies echoed under the sunshine.

老婆が2丁拳銃。自分と相手に銃口を向けている物騒な絵。どうする?

”Du, oder Ich? (You, or Me?)” (2005)は、オーストリア人画家、マリア・ラスニッヒが85歳の時に描いた自画像です。第二次世界大戦中に母国のアートスクールで学んでから約70年間、セルフポーレートを描き続け、画家として美術教師として生涯現役でした。MoMA PS1一階の展示室に一歩足を踏み入れると、自由な色彩と画力、なのに決して美しく描かれていない裸体のコレクションに圧倒されます。作家のうちなる自己、相反する感情を、妄想を、老いてゆく生身の体を使い挑戦的にさらけ出しています。しかしちっとも嫌な気がせず、すんなりとラスニッヒ・ワールドに引き込まれてしまいました。1950年代の抽象表現画、ニューヨーク時代のアニメーション作品等を含め、殆どがアメリカ初展示。

Representing her radical inner-self through her body as a media. Beautiful and powerful.

Maria Lassnig
On view through September 7, 2014

MoMA PS1
22-25 Jackson Ave. at the intersection of 46th Ave.
Long Island City, NY 11101
(718) 784-2084

マルセル・ブロイヤーと言えば、バウハウス、ワシリーチェアにホイットニー美術館。

1920年代のバウハウス出身でのちに教鞭をとり、1925年頃に学校のワークショップで作ってみた金属パイプ製の椅子がデザインアイコンになっている。椅子の本名は、”Model B3”。後に”ワシリーチェア”と呼ばれるようになったのは、抽象画家のワシリー・カンデンスキーが、”Model B3”のファンで、初期のプロトタイプを自宅で使っていた事がはじまり。1960年代にライセンスを保有して椅子を製造していた会社が、 カンデンスキー画伯のファーストネーム、”ワシリー”と呼ぶようになったから。現在はこちらの愛称の方が定着しています。

そんなお椅子が有名なマルセル・ブロイヤー作の住宅都市開発省の連邦機関ビル。ワシントンDCの街なかに建っています。強いアメリカを象徴するようなコンクリートのプラザに光っている円盤ドーナツ屋根が印象的ですが、こちらは80年代に職員の『もっと座る所が欲しい!』という要望に答えて設置されたもので、ブロイヤー氏はきっと知るよしもありません。

The “wavy” Weaver Building in Washington, D.C. by Marcel Breuer, 1968. 

When I happened to walk by this building, not knowing it is designed by a famous architect, the beautiful exterior designs were speaking themselves. Very similar to the Washington Metro, the heavy concrete structures and the shape of big “x” show the power of the government. The power of the country.

The illuminating flying saucer canopies added in the plaza in 1990 were eye-catching. They draw attentions to the architecture. And may help the heavy brutalist building more approachable and humorous. In fact, the canopies are not part of the original plan. They were added early 80’s answering the employees practical demands.

マルセル・ブロイヤーと言えば、バウハウス、ワシリーチェアホイットニー美術館

1920年代のバウハウス出身でのちに教鞭をとり、1925年頃に学校のワークショップで作ってみた金属パイプ製の椅子がデザインアイコンになっている。椅子の本名は、”Model B3”。後に”ワシリーチェア”と呼ばれるようになったのは、抽象画家のワシリー・カンデンスキーが、”Model B3”のファンで、初期のプロトタイプを自宅で使っていた事がはじまり。1960年代にライセンスを保有して椅子を製造していた会社が、 カンデンスキー画伯のファーストネーム、”ワシリー”と呼ぶようになったから。現在はこちらの愛称の方が定着しています。

そんなお椅子が有名なマルセル・ブロイヤー作の住宅都市開発省の連邦機関ビル。ワシントンDCの街なかに建っています。強いアメリカを象徴するようなコンクリートのプラザに光っている円盤ドーナツ屋根が印象的ですが、こちらは80年代に職員の『もっと座る所が欲しい!』という要望に答えて設置されたもので、ブロイヤー氏はきっと知るよしもありません。

The “wavy” Weaver Building in Washington, D.C. by Marcel Breuer, 1968.

When I happened to walk by this building, not knowing it is designed by a famous architect, the beautiful exterior designs were speaking themselves. Very similar to the Washington Metro, the heavy concrete structures and the shape of big “x” show the power of the government. The power of the country.

The illuminating flying saucer canopies added in the plaza in 1990 were eye-catching. They draw attentions to the architecture. And may help the heavy brutalist building more approachable and humorous. In fact, the canopies are not part of the original plan. They were added early 80’s answering the employees practical demands.

着ぐるみでは無い事が信じられないくらい、生き物離れした可愛らしさでした。パンダが一心不乱に笹を食べる姿に見惚れるアメリカ人ファミリー。

Watching a super star, Ms. Mei Xiang, eating bamboos. Every bites, everybody screams.

Smithonian National Zoological Park
Giant Panda Habitat

着ぐるみでは無い事が信じられないくらい、生き物離れした可愛らしさでした。パンダが一心不乱に笹を食べる姿に見惚れるアメリカ人ファミリー。

Watching a super star, Ms. Mei Xiang, eating bamboos. Every bites, everybody screams.

Smithonian National Zoological Park
Giant Panda Habitat

JFK空港の滑走路を走るマラソン大会。着陸寸前、地面すれすれの旅客機が轟音を立てながら頭の上をかすめて行きます。折返し地点では今にも離陸しそうな一機がこちらを向きで待っていて、絶対に来ないとは分かっていても、なんだかスリリング。レース中ずっとドキドキ楽しくて、走る事を忘れてしまいそうでした。

JFK Runway Marathon was fun! Huge planes flying above runners with no hesitation. Crazy, noisy and thrilling.

JFK空港の滑走路を走るマラソン大会。着陸寸前、地面すれすれの旅客機が轟音を立てながら頭の上をかすめて行きます。折返し地点では今にも離陸しそうな一機がこちらを向きで待っていて、絶対に来ないとは分かっていても、なんだかスリリング。レース中ずっとドキドキ楽しくて、走る事を忘れてしまいそうでした。

JFK Runway Marathon was fun! Huge planes flying above runners with no hesitation. Crazy, noisy and thrilling.

表面の可愛らしさや可笑しさとは裏腹に、マイク・ケリー作品の根は暗い。表現がその意図とは遠く離れ、たとえば無邪気な子供たちを興奮させたりしちゃう。面白いとか、すごいとか、何か心に残れば良いのではないかと思う。

Rear view of Kelley’s “Deodorized Central Mass with Satellites”. A girl running through colorful chunks of ironies in the American consumer culture.

"Mike Kelley" at MoMA PS1

表面の可愛らしさや可笑しさとは裏腹に、マイク・ケリー作品の根は暗い。表現がその意図とは遠く離れ、たとえば無邪気な子供たちを興奮させたりしちゃう。面白いとか、すごいとか、何か心に残れば良いのではないかと思う。

Rear view of Kelley’s “Deodorized Central Mass with Satellites”. A girl running through colorful chunks of ironies in the American consumer culture.

"Mike Kelley" at MoMA PS1

年忘れ!ニューヨークローカルプロレス観戦。会場はモハメッド・アリもトレーニングしていた、伝説のボクシングジム。お腹ぽっちゃりのラテンおっちゃんレスラーや、体を鍛える事が趣味に違いない売れない若手レスラー、きっと80年代から変っていない?ハイレグ衣装のベテラン女子プロ姉さん等など、キャストは個性派つぶぞろい。体を張ったコミックエンターテイメントとして、ゆるめに仕上がっていました。

Legendary Gleason’s Boxing Gym, where Muhammad Ali trained in the 60’s and 70’s, hosted NY’s WUW pro-wrestling matches on Sunday, 12/28/2013. The poster says “Lucha Libre Style” in the center so that we expected the show will be crowded with the trained luchadors in colorful masks. However, it was very laid-back. Family gathering night. A little boy yelling and cheering his older brother fighting inside of the ring. Grandma sells tickets. Small bag of Lay’s only costs 50 cents!

あれ、引っ越した?何時も長い行列が出来ているニューヨークピザの有名店、Grimaldi’s。元々あった場所から大家さんに追い出され、移転先はなんと隣のビルでした。煉瓦の釜で炭火焼きスタイルは以前と変らず。新店舗に初訪問。さらに美味しくなっている!

実はちょっとした裏話がありました。元の場所には現在、Juliana’sという真新しい、可愛らしい、ピザレストランがあります。所謂『居抜き』物件を誰が借りたのかしらと漠然と思っていました。90年代の終わり頃、70歳を目前にしたギルマルデイ夫妻は、そろそろピザ店経営からの引退を考えていました。それに目を付けた投資家が店の権利とレシピを丸ごと夫妻から買い取りました。現在のGilmardi’sはつまり、ギルマルデイ夫妻の経営では無いのです。しかし、投資家オーナーの怠慢な経営に、店舗の貸し主は愛想を尽かしてしまい、強制退去をせまります。ここまで書くと、『居抜き』物件の新レストランのオーナーが一体だれなのか、検討がつきませんか? Juliana’sは、自分達のファミリーネームを冠した他人の店と隣り合わせに、ギルマルデイ夫妻が開業の地にオープンさせた『復活の店』だったのです。

現在のGilmaldi’sがなぜ美味しいのか。それはきっと、ピザ作りの初心に戻ったから。お隣さんに縁を切った師匠がいて、謙虚に戦っているのかもしれません。次は、Juliana’sに行ってみなくては。

http://www.grubstreet.com/2012/10/pizza-legend-patsy-grimaldi-gets-his-good-name-back.html

あれ、引っ越した?何時も長い行列が出来ているニューヨークピザの有名店、Grimaldi’s。元々あった場所から大家さんに追い出され、移転先はなんと隣のビルでした。煉瓦の釜で炭火焼きスタイルは以前と変らず。新店舗に初訪問。さらに美味しくなっている!

実はちょっとした裏話がありました。元の場所には現在、Juliana’sという真新しい、可愛らしい、ピザレストランがあります。所謂『居抜き』物件を誰が借りたのかしらと漠然と思っていました。90年代の終わり頃、70歳を目前にしたギルマルデイ夫妻は、そろそろピザ店経営からの引退を考えていました。それに目を付けた投資家が店の権利とレシピを丸ごと夫妻から買い取りました。現在のGilmardi’sはつまり、ギルマルデイ夫妻の経営では無いのです。しかし、投資家オーナーの怠慢な経営に、店舗の貸し主は愛想を尽かしてしまい、強制退去をせまります。ここまで書くと、『居抜き』物件の新レストランのオーナーが一体だれなのか、検討がつきませんか? Juliana’sは、自分達のファミリーネームを冠した他人の店と隣り合わせに、ギルマルデイ夫妻が開業の地にオープンさせた『復活の店』だったのです。

現在のGilmaldi’sがなぜ美味しいのか。それはきっと、ピザ作りの初心に戻ったから。お隣さんに縁を切った師匠がいて、謙虚に戦っているのかもしれません。次は、Juliana’sに行ってみなくては。

http://www.grubstreet.com/2012/10/pizza-legend-patsy-grimaldi-gets-his-good-name-back.html

Good, very good pizza at Grimaldi’s in DUMBO.

Read in Japanese

Good, very good pizza at Grimaldi’s in DUMBO.

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